100年前の大吉商店

創業明治29年 近江牛一筋



大吉商店は、永谷大吉(通称だいきちじいさん)が牛馬商として明治29年に創業して以来、一貫して近江牛に携わってきました。



当時の仕入簿には、但馬まで牛の買い付けに行っていたことが記されています。

当然、車などなく、徒歩による牛の移送は大変でした。



当時の通行証として牛肉行商札などが残っています。また、左の写真は牛の化粧回しで、永谷大吉と但馬の血統牛が写っています。



上の大きな写真は明治時代の店舗でした。「めん肉」と後ろの方で書かれているところで、昔から雌牛にこだわり、但馬牛の血統にこだわっていたことがよくわかります。


昔の牛肉は、決められた価格で売っていました。

いまのような100g表示ではなく、貫目表示(3.75kg)でした。

ロースも一等、ニ等といった区別で販売しハカリも左のようなハカリを使用し、冷蔵庫も氷で冷やすものでした。